極めよう!!!デッドリフト

今回はデッドリフトについてご紹介させていただきます。
その中でも、特にやり方に重点を置いてお伝えさせていただきます。
ビッグ3とも呼ばれる大事なトレーニングですので、正しくマスターしましょう。

デッドリフトは、背中を重点的に全身を鍛えるトレーニングで高重量も扱えるため、やり方を覚えるとたくさんの効果が得られます。
その中でも特に鍛えられる部位を2つご紹介します。

1つ目は、「広背筋」です。広背筋は背中を覆うようについており、ここの筋肉が大きくなると背中に甲羅がついたように広がりと厚みが出来ます。
2つ目は、「脊柱起立筋」という筋肉です。脊柱起立筋は、背中の上(首の付根)から下(腰あたり)まで脊椎を挟んで縦に走っており、ここの筋肉が大きくなると、くっきり2つに割れた溝が背中に出来ます。

デッドリフトをマスターし、トレーニングを行って上記2つの筋肉が発達させることにより、厚みのある逞しい背中になって、とてつもなくカッコいい背中を手に入れることが出来ます。

では、早速デッドリフトの正しいやり方とよくある間違ったやり方をご紹介させていただきます。

【正しいやり方】
1、足幅は腰幅程度に広げ、バーベルを肩幅より少し広めにします。
2、背中をしっかりと伸ばしたまま、お尻を後方へ突き出し、膝を軽く曲げます。
3、背中を伸ばしたまま、上体を起こしていきます。
4、肩甲骨を寄せるイメージで胸を張ります。この際、背中を反らさないように注意しましょう。
これを繰り返します。

【間違ったやり方】
1、肘が曲がっている
肘を曲げて、腕の力を使って重いウェイトをあげようとする人がいますが、それは間違いです。肘は伸ばして行なって下さい。
デッドリフトは、上級者になってくると、200kgを超える重量を扱うこともあります。しかしこのような間違ったやり方では、200kgなんて上がりません。

2、背筋が伸びていない
デッドリフトのトレーニング中、背中を丸めることはありません。
常に背筋を伸ばす意識で行なって下さい。

3、スクワットの動きになっている
この間違いをしてる方を多く見かけます。スクワットとデッドリフトは別物で鍛える部位が違うのでスクワットの動きになっているなっている場合、本来のデッドリフトで期待する効果が得られません。
スクワットにならないコツは、腰が膝の位置より常に上にある事を意識することです。このように意識してトレーニングを行えばスクワットの動きにはなりません。

4、腰を反らしてしまっている
上記でも少しお伝えしましたが、トップポジションの際に、腰を反らしてしまっている方もよく見かけます。このようなやり方では腰を痛める可能性がありますので注意しましょう。
意識することは真っ直ぐに立つイメージです。重たい重量を扱うようになると腰を反らしたくなりますが、そこはグッと堪えてトレーニングを行って下さい。

5、足の幅が広すぎる
足の幅は腰幅程度です。広すぎると本来鍛えたい部位は鍛えられませんので、スタートする前に足の幅は毎回確認してください。

6、グリップの幅が広すぎる
グリップ幅は肩幅より少し広めくらいです。広すぎると、本来鍛えることの出来る広背筋に効かせにくくなります。狭すぎても力が入りにくかったりしますので、グリップ幅も毎回確認してください。

【まとめ】
デッドリフトもビッグ3の一つで、かなり重要なトレーニングになってきます。ただ、意外にちゃんとしたやり方で出来てる方は多くはないのかもしれません。やり方をしっかりマスターし、カッコいい背中を手に入れましょう。