サッカーで使う筋肉

今回は一流のサッカー選手の体つきを画像で見ながら、サッカー選手に必要な筋肉とその鍛え方を紹介していきます。サッカーは技術だけでスキルが決まるだけでなく、筋肉がいかに大切かを見ていきましょう。


【1番使う広背筋】

まずサッカー選手に必要な筋肉はどこの筋肉なのか考えてみたいと思います。
それは「広背筋」と言われています。


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サッカーでは「競り合い」と「ドリブル」、「パス」が主に試合中に繰り返されるスポーツです。

競り合いでは、基本的に自分が相手よりもボールの近くにいれば、ボールを奪われることはありません。 またドリブルでは、脚でボールを扱う際に脚の前側(つま先側)でボールを扱う方が容易です。


この2点から競り合いやドリブルの最中で重要なことは、

「相手を自分の背中側に押さえつけ、かつ相手よりもボールに近くなったら相手を自分の背中側に遠ざける」ことです。それに必要になってくるのが「広背筋」です。 

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【広背筋の使い方】
文字だとわかりづらいですが、実際の動きでは下のような状況です。


https://s.ameblo.jp/e-harikyu/image-12143331731-13602647529.html

一連の流れで説明したいと思います。
メッシ選手(左)はこの動きが大変上手なようで、たとえ相手の方がボールに近くても、自分の腕を相手の腕の上から前に入れます。

この時点でメッシ選手は広背筋を使いやすく、右の選手#2はメッシ選手を押し返すのに、広背筋が使いづらいポジションを強いられています。

https://s.ameblo.jp/e-harikyu/image-12143331731-13602647539.html


その後、左腕を使って相手の前に出て、ボールをキープしてしまいます。

この時の左脚一本で立った時のバランスも見事です。

https://s.ameblo.jp/e-harikyu/image-12143331731-13602647524.html

そして最初の画像と同様、完璧に広背筋を使って相手選手をボールから遠ざけていきます。

この場合必要になってくる動作は手押しといいます。相手と競り合った際に手で相手を押してボールを奪い合います。

【手押しとは?】
この「手押し」の動きを分解すると、主に肘を伸ばす動きと、腕を後方に引く動きになります。
この動作を担うのは、前者は上腕三頭筋、後者は広背筋です。


特に筋肉としてより大きな、つまり出力が大きい広背筋を鍛えることは、サッカー選手が競り合いで勝つためにはとても重要でしょう。



上腕三頭筋と広背筋の鍛え方】
それであれば、この2つの筋肉を鍛えれば、
メッシのようなバランスよく競り合いやドリブルをしていくことができるのではないでしょうか。
次にその鍛える方法を次回お伝えしていきます。